1. |
ファーストドラフト
04:10
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オーロラ色、夢の往来を。
夜に身を委ねていた。
落っことした灰色の感傷は、
まどろみの中に溶けてゆく。
大きな憂いは過ぎ去って、快晴。
想像を書き起こし、テイクオフ。
キャンバスの完成形が呼んでる。背景にペンを走らせる。
半分夢の中、重力を捨て、ふわふわと宙を漂っていたい。
空、グラデーション。街をプロジェクション。
テラスは星と月とマンション。
つぎ足しては、うすれる思い出、
くり返し読み返してゆく。
あわただしい指、会話のハイウェイ。
今日は降りて、下道で行こう。
キャンバスの完成形が呼んでる。表情にペンを走らせる。
どんどん夢の中、重しを取って、ゆらゆら水中を漂っていたい。
天国はずっと行列だってさ。もう少しゆっくりしていこうよ!
耳鳴りが、雄弁に、 昨日のパーティーを語ってる。
こんな日が続けばいい、 いつかこの波が直線になるまで。
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2. |
サーモスフィア
03:25
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唯一の内側の声は、あの星のように遠くて。
遮断した外側の映像。まばたきのスピードに乗って落下して、行ける。
さあ、会いに行こう。最高速度、最短距離を。
もう大丈夫と、(どうしても直接)伝えたくて急いで。
確かな声を感じた。かすかな鼓動を感知した。
唯一のつながる点は「もう少し」とそっと告げて。
耳を澄まして、探るその方向。いま、空気の抵抗だって溶かしていけ。
さあ、会いに行こう。絶対零度、ふるえる夜を。
もう大丈夫と、(届くか分からない)ここから叫んで。
確かな声は近づいた。
そう、会いに来た。この時を、ずっと待ってた?
もう大丈夫と、(つながる点は線へ、)つなげたくて問うてる。
熱圏(サーモスフィア)。扉を開いて。
熱圏。交わす目と目の共鳴。
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3. |
始まりの季節は終わりを告げた
03:23
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風がカーテンをおどらせた。
勢いあまって、頬をなでた。
あいまいな最後の日を迎えた。
夢見ていた明日を救えるだろうか?
きっと、いつか。
始まりの季節は終わりを告げた。
あたらしく芽生えた木々は、ゆらめいて。
こぼして、悩んで、遠回りした、
きっと…… 答えを選べる。
始まりは身体おどらせた。
輝いた理想は、遠くへ消えた。
あいまいな最初の日を迎えた。
期待していた記憶を、許せるだろうか?
きっと……!
迎えに行くから、そこで待っていて。
何も間違えちゃいなかったから!
始まりの季節は終わりを告げた。
まだととのわないこころは、ゆらめいて。
果てしない迷いの、遠くの彼方、
きっと…… 光を見つける。
答えを選べる。
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