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first draft e​.​p.

by stargaze shelter

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1.
オーロラ色、夢の往来を。 夜に身を委ねていた。 落っことした灰色の感傷は、 まどろみの中に溶けてゆく。 大きな憂いは過ぎ去って、快晴。 想像を書き起こし、テイクオフ。 キャンバスの完成形が呼んでる。背景にペンを走らせる。 半分夢の中、重力を捨て、ふわふわと宙を漂っていたい。 空、グラデーション。街をプロジェクション。 テラスは星と月とマンション。 つぎ足しては、うすれる思い出、 くり返し読み返してゆく。 あわただしい指、会話のハイウェイ。 今日は降りて、下道で行こう。 キャンバスの完成形が呼んでる。表情にペンを走らせる。 どんどん夢の中、重しを取って、ゆらゆら水中を漂っていたい。 天国はずっと行列だってさ。もう少しゆっくりしていこうよ! 耳鳴りが、雄弁に、 昨日のパーティーを語ってる。 こんな日が続けばいい、 いつかこの波が直線になるまで。
2.
唯一の内側の声は、あの星のように遠くて。 遮断した外側の映像。まばたきのスピードに乗って落下して、行ける。 さあ、会いに行こう。最高速度、最短距離を。 もう大丈夫と、(どうしても直接)伝えたくて急いで。 確かな声を感じた。かすかな鼓動を感知した。 唯一のつながる点は「もう少し」とそっと告げて。 耳を澄まして、探るその方向。いま、空気の抵抗だって溶かしていけ。 さあ、会いに行こう。絶対零度、ふるえる夜を。 もう大丈夫と、(届くか分からない)ここから叫んで。 確かな声は近づいた。 そう、会いに来た。この時を、ずっと待ってた? もう大丈夫と、(つながる点は線へ、)つなげたくて問うてる。 熱圏(サーモスフィア)。扉を開いて。 熱圏。交わす目と目の共鳴。
3.
風がカーテンをおどらせた。 勢いあまって、頬をなでた。 あいまいな最後の日を迎えた。 夢見ていた明日を救えるだろうか? きっと、いつか。 始まりの季節は終わりを告げた。 あたらしく芽生えた木々は、ゆらめいて。 こぼして、悩んで、遠回りした、 きっと…… 答えを選べる。 始まりは身体おどらせた。 輝いた理想は、遠くへ消えた。 あいまいな最初の日を迎えた。 期待していた記憶を、許せるだろうか? きっと……! 迎えに行くから、そこで待っていて。 何も間違えちゃいなかったから! 始まりの季節は終わりを告げた。 まだととのわないこころは、ゆらめいて。 果てしない迷いの、遠くの彼方、 きっと…… 光を見つける。 答えを選べる。

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released January 24, 2021

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